風の音 116号
2007年5月28日発行
編集 :間野久美子
春合宿特集 関西笛の会事務局
〒572-0019 大阪府寝屋川市三井南町24-2-101
TEL:072-833-4081 FAX:072-835-9535
みなさんこんにちは!いよいよ新年度のスタート。新しい環境でドキドキの毎日の方、「今年こそは・・・」と決意を新たに、仕事に趣味にフルートに頑張っておられる方・・・この春の新鮮な気持ちを大事に、一年を送りたいものですね☆
さて、去る3月24(土)〜28(水)に4泊5日で、関西笛の会春合宿が行われました。会場の京都美山の「やまびこ堂」に集ったのは、小学校一年生から大人まで、計27名!!例年と比べて、小学校低・中学年の割合が高く、大変にぎやかな合宿になりました。それでは、参加者の感想をどうぞ♪
※学年は07年3月時点のもの。
次回の合宿を楽しみにしています
臼井 大貴くん(小4)
三日目・夜のレクリェーションにて♪
「ビンゴ!!」
僕は、今までに5回合宿に行きました。最初は2年生の夏に鳥取県・大山まで行きました。そして残りの4回はやまびこ堂です。

最初の合宿の時は少し、ドキドキしましたが、2回目からはもう慣れました。
今回はもう宿の中もわかっていました。
僕の部屋は“おしどり”でした。

基礎練習では、あくびを3回したら、今やっている曲をやりなさい。と言われて、びっくりしました!2日目のコンサートでは“パパゲーノのアリア”を発表しました。
3日目はやっと宿の外に出ました!ハイキングをして、アスレチックで遊びました。とても楽しかったです。

夜のレクリエーションではト音記号のふで入れが当たってとてもうれしかったです!
4日目のコンサートでは、今度は“パパゲーノのアリア”を暗譜で吹きました。そして5日目に基礎練習の時、とうとうあくびを3回してしまったので、ベートーベンのアレグロを吹きました!!難しかったです〜。

でもいっぱいフルートの練習ができたし、とても楽しかったです。今から、次回の合宿を楽しみにしています!


音が綺麗に出せるようになりました!
薄 風香さん(小5)
この合宿で楽しかったことは、毎晩していたコンサートです。いろんな人の曲を聴けたし、自分達のアンサンブルの曲も吹けたので本当に楽しかったです。

大変だったことは、基礎練習です。今まで習ってきた指導曲集の曲を一通りみんな三人ほどで吹いてそれから一人ずつ曲を選んで吹きました。大変だったけど、楽しかったです。

嬉しかったことは、フルートが長時間吹けたことです。いつもは30分ほどしか吹けないので、嬉しかったです。それから、音がきれいに出せるようになったことです。あと、友達ができたことも嬉しかったです。

他にも、夜のコンビニツアーや、ビンゴ、色々楽しかったことや大変だったことや、嬉しかったことがあったけど、どれもとても楽しかったです。最後の昼ごはんのうな重は、とても美味しかったです。
また合宿に行きたいです。


〜合宿最終日の「合宿の感動を語る」会での発表より〜
暗譜ができた。友達がいっぱいできた。
(美苗ちゃん)
ビンゴで犬の置物が当たった。
後藤先生に寝る前に本を読んでもらった。
(颯ちゃん)
ビンゴでノートとストラップをもらった。
後藤先生に本を長く読んでもらった。
(京香ちゃん)
ハイキングで公園で遊んだ。皆と大富豪ができた。
(麻梨乃ちゃん)
友達がいっぱいできた。ビンゴ大会で良いものが当たった。
(有佳梨ちゃん)
合宿を盛り上げてくれた
低学年5人組♪
写真左から、馬場麻梨乃ちゃん(小3)
中崎京香ちゃん(小2)・脇坂颯ちゃん(小1)
森美苗ちゃん(小1)貴島有佳梨ちゃん(小1)


子供達の成長には驚かされました!
上田 有香先生(大3・関西笛の会助手)
私は、今回笛の会の助手として初めて春合宿に参加しました。

三日目からの参加だった私ですが、子どもたちの成長には驚かされる毎日でした。
私にとっての一日目(26日)は基礎練習から始まり、みんなで近くハイキング(お散歩)に行きました。自然の中で遊ぶことができてとてもいい体験が出来たと思います。

そして、夜には恒例のミニコンサートが開かれ、皆でフルートを吹くことが出来る、一つの音楽をみんなで作ることが出来る、その楽しさや嬉しさを感じることが出来ました。
こうして私の一日は過ぎ、初めは子どもたちと仲良くなれるかどうか緊張していましたが、フルートを通して皆と仲良くなることが出来ました。

そして、二日目(27日)は、基礎練習、アンサンブルの練習、DVD鑑賞、そして夜にはビンゴ大会に、コンサートと楽しい行事がいっぱいでした。

アンサンブルの練習の時には、自分たちで練習してきた曲を、この合宿を通して一生懸命、友達ちと合わせようと頑張っている姿を見て、指導している私ももっとフルートが上手くなるように、上手にみんなに教えてあげることができる先生になれるように頑張ろうと思いました。


【p.s 合宿の間仲良くしてくれてありがとう♪皆と色々話したりフルート吹いたり楽しい日々を過ごすことができました♪これからもフルートが大好きな気持ちを大切にして、頑張ってください*^一^〃♪♪】


刺激と活力を与えられました
間野 久美子
「風の音/たより」を担当しております間野です。

私も今回の合宿に、笛の会の一会員として参加しました。普段の練習態度を棚に上げて、みっちり練習したら上手くなるかも、という虫の良い目論見と、可愛い子供たちと仲良くなれちゃうかも、という幸せの予感を胸に、早春の美山へ。

行きの電車の中で、今回初参加の子がみるみる皆と打ち解けていき、「この合宿はきっと良いものになる」と期待させられた通り、素晴らしい5日間となりました。

今回の合宿のメインとなったのが、毎夜のコンサートです。
Jrフルートフェスティバルの練習も兼ねて、小アンサンブルの発表があったのですが、回を重ねるごとに息が合ってくるのがわかり、感心しきりでした。

最終日には、暗譜で臨んできたグループも多く、暗譜の習慣すらない私は圧倒されるばかり。私も負けずに努力しなければ、と刺激と活力を与えられました。

また、毎昼食後には、フルートがとってもおいしい管絃楽曲・ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」のDVDの鑑賞もありました。観賞後、子供たちが耳でメロディーを覚えて、早速吹いていたのには驚きました。

プロの演奏を聴くのは勿論、年上の子の演奏に刺激されたり、先生方の音色に憧れたりすることは、何よりもモチベーション向上につながるのでしょう。

夜なかなか寝つけなくて辛くても、沢山練習して疲れても、それでも「また合宿に来たい!」と子供たちは声を揃えます。
「友達と一緒に練習できて、お泊まりができて、そしてフルートが上手になれる」ことがいつまでも子供たちにとって大切に思えることであってほしいと思います。

編集後記
今号で初めて、「風の音」の原稿を自分で書いてみて、結構時間かかるなあ・・・400字でまとめるって難しいなあ・・・などと今更実感しました。原稿依頼を快諾してくださったみなさん、本当にありがとうございました。苦労かけてすみません。懲りずに今後ともよろしくお願いしますね☆
間野 久美子

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